バックアップおよびディザスタリカバリ(DR)のリーダーとして認められ、3,700社を超える顧客と57件の特許を有していたActifioは、2009年に設立され、2020年12月にGoogle Cloudに買収された。
信頼されるクラウドプロバイダーにとって、バックアップとリカバリは不可欠な要件だと理解していたGoogleは、Cloudの顧客のデータ損失やダウンタイムを防ぐ最適なパートナーがActifioだと判断した。Google Cloud向けのサービスとしてのソフトウェア(SaaS)型バックアップおよびディザスタリカバリソリューション、Actifio GOについて詳しく見ていこう。
データバックアップおよびリカバリ市場
世界のデータバックアップおよびリカバリ市場は、2021年に推定96.9億ドルと評価され、2030年までに222.2億ドルを超える規模に成長すると予測されている。
この分野の主な競合企業には、iland、Commvault、EVaultがある。
主な機能
Actifio GOの主な機能は次のとおり。
- セルフサービスでのサインアップ、シンプルな導入、集中管理により、Google Cloud上またはオンプレミスのVMware仮想マシン(VM)上にある仮想マシン(VM)、SQL Server、SAP HANAデータベースをバックアップおよびリカバリ
- 一貫した「永久増分」方式のデータベースおよびVMキャプチャによる、短時間で効率的なバックアップウィンドウ
- サービスレベル合意(SLA)に基づくデータ管理
- オンプレミスでもGoogle Cloudでも、マルチリージョン環境から瞬時にリカバリ
- 転送中および保存時のデータ暗号化
- Active DirectoryおよびLightweight Directory Access Protocol(AD/LDAP)に対応したID・アクセス管理(IAM)
主なメリット
- 単一のクラウドベースプラットフォームを提供し、Google Cloudへの「永久増分」バックアップを実現
- データ保持とインテリジェントキャッシュにGoogle Nearline/Coldlineを活用し、エグレス料金とアプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)のコストを削減
- 同一時点へのリカバリを同時に実行し、ランサムウェア攻撃から復旧
- データベースの高速クローン作成により、アプリケーションのテストおよびリリースサイクルを短縮
詳しくはこちら:最適なデータリカバリサービス
ユースケース
Actifio GOの買収前の顧客リストを見ると、Googleがこのブランドに関心を持った理由と、企業がこのデータリカバリソリューションをどのように利用しているかが分かる。
- Cengageは、仮想環境とすべてのデータベースのバックアップにActifioを選択した
- KCB Groupは、データ保護およびアプリケーション開発のパートナーとしてActifioと提携した
- HUB24は、規模の大きな本番データベースのコピーを高速化するためにActifioを利用した
- CGIは、数百社に上る企業顧客に、よりシンプルで高速なデータ管理ソリューションを提供するためActifioを導入した
- Abilene Christian Universityは、Actifioの力を活用してテープから移行した
- Colorado Collegeは、ディザスタリカバリ、データ保持、DevOpsの高速化を改善するため、Actifioでデータバックアッププラットフォームをモダナイズした
詳しくはこちら:Nationwide、Divine Capital Markets、FCR Media、City of Lodi、Maple Reindersにおけるデータリカバリの利用方法:ケーススタディ
差別化要因
- オンプレミスのワークロードをGoogle Cloudにバックアップおよびリカバリ
- ミッションクリティカルなデータベースの、アプリケーション整合性を保った「永久増分」バックアップ
- Google CloudのPD/NL/CLに保存されたバックアップからの即時マウントおよびリカバリ
- 予定された保持期限が切れる前に不正なユーザーや管理者がバックアップを削除できないようにする、データの不変性
- サブスクリプションを解約した後もデータにアクセス可能
ユーザーレビュー
Actifio GOのレビューは好意的で、ユーザーは、このソリューションが極めて使いやすく、優れたカスタマーサービスと継続的なサポートを提供していると評価している。
- Gartner Peer Insights:5点満点中4.8点
- G2:5点満点中5点
- PeerSpot:5点満点中4点
- TrustRadius:10点満点中8点
業界での評価
Actifioは長年にわたり、さまざまな賞や栄誉を獲得してきた。
- Forbes「Best Cloud Computing Companies」および「CEOs to Work For」、2019年
- BostInno BostonFest Coolest Companies最終候補、2019年
- Enterprise Storage「20 Top Enterprise Data Storage Vendors」、2018年
- Gartner「Magic Quadrant」、ビジョナリー
- JMP Securities「Hottest Privately Held Tech Companies」リスト、2017年および2018年
- Gartner「Critical Capabilities Report」で、完全仮想化環境において最高評価、2017年
- Boston Business Journal「Best Places to Work」、2014~2016年
結論
企業がデータの開発と保存に投資し続けるなか、そうした資産を侵害や災害の脅威から保護する必要性は高まっている。データ損失によって、評判やブランドへのダメージ、不満を抱く顧客、法的責任の可能性が生じることを考えると、信頼できるデータバックアップおよびディザスタリカバリソリューションを決めるのは容易ではない。Google CloudとActifio GOを選択すれば、この決断に伴う負担を軽減できる。
詳しくはこちら:データリカバリに関する5つの主要トレンド