ボストンおよびカリフォルニア州サンノゼ発 — ホットクラウドストレージプロバイダーのWasabi Technologiesと、クラウドソフトウェア企業のNutanixは、非構造化データストレージ向けの容量管理・分析ソリューションで提携する。
両社が先月明らかにしたところによると、共同ソリューションは、スケールアウト型ファイルストレージサービスのNutanix Filesに、Wasabiのクラウドオブジェクトストレージとのデータ階層化連携を組み込んでいる。
両社によると、非構造化データを扱う企業は、データセットの分断化に悩まされることが多く、「運用に悪影響を及ぼすコスト増大やアクセス時間の遅延を招いている」。
このソリューションは、ユーザーが必要に応じて非構造化データセットを拡張し、効率的なデータ管理のための自動ルールやトリガーを導入するとともに、データ全体の分析と完全な可視性を得られるようにするものだ。
Nutanix Filesは、データサイロを単一のプラットフォームに統合し、数百台のファイルサーバーと数千の共有へスケールアウトできるよう設計されている。これにより、ストレージの無秩序な拡散を抑制する。同サービスは、動画や画像のリポジトリなど、より高い可視性と管理性を必要とする非構造化データストレージのワークロード向けに開発された。
Nutanix FilesとWasabiのクラウドオブジェクトストレージの連携により、顧客は「ストレージコストを最適化し、データを透過的にパブリッククラウドストレージへ階層化できるようになる」と、Nutanixの製品管理担当シニアバイスプレジデント(SVP)であるThomas Cornely氏は述べた。
Wasabiのホットクラウドストレージは、11ナイン(99.999999999%)のオブジェクト耐久性と、保存されたオブジェクトを誰も削除・変更できないことを「保証する」データ不変性を備えるよう設計されている。データの外部転送(エグレス)やAPIリクエストに料金はかからない。
NutanixとWasabiの共同ソリューションにより、ユーザーはアップロード時間を短縮し、インライン読み取りや呼び出しをより迅速に行うためのデータアクセスが可能になる見込みだ。ユーザーは、アクセスパターンに基づく自動呼び出しポリシーを設定することで階層化されたデータを呼び出せるほか、手動でデータを呼び出すこともできる。また、削除したデータを完全に削除するまでWasabiに保持する期間を示す保持ポリシーを指定できる。
WasabiとNutanixには、「データストレージから複雑さと摩擦を取り除き、より透明性の高いものにするという共通の目標がある」と、WasabiのCEOであるDavid Friend氏は述べた。
Friend氏は、「両社の共通の顧客は、必要なときに必要なデータへ迅速にアクセスでき、料金も予測しやすくなる」と述べた。