米カリフォルニア州レッドウッドシティー — データインフラ企業のEquinixが、新たなデータセンターを開設し、ドイツでの事業基盤を拡大している。
Equinix International Business Exchange(IBX)データセンターのMU4は、ミュンヘン近郊のドイツ・アシュハイムに位置すると、同社は今月発表した。
MU4データセンターは、現地企業の増大するデジタルニーズに応えるため、多数のクラウドプロバイダー、サービス、パートナーへの直接かつ安全で高速な接続を提供する。
この施設は、自動車、製造、金融、ヘルスケアなど、複数の業界の企業にサービスを提供する。
MU4の第1期では、2,250平方メートル超のコロケーションスペースと、825ラック超の容量を提供する。これまでにEquinixは、この施設に9000万ドルを投資している。
キャリアニュートラルなこの拠点では、Platform Equinixを通じて、さまざまな業界や市場にまたがる「包括的なデジタルエコシステム」に顧客がアクセスできる。
企業は、ソフトウェア定義型のEquinix Fabricサービスをはじめとする、Equinixのコロケーションおよび相互接続サービスも利用できる。同サービスにより、主要なクラウドおよびネットワークプロバイダーに接続できる。
MU4の開設により、Equinixは、MU1とMU3の2つのデータセンターを運用しているミュンヘン地域での事業基盤を拡大する。
同社は、65の市場に235以上のデータセンターを展開するグローバルネットワークの一環として、ドイツのミュンヘン、デュッセルドルフ、フランクフルト、ハンブルクで12のデータセンターを運用している。
MU4の設計は、Equinixのサステナビリティ戦略に沿ったものだ。
この施設には、緑化された外壁と一部を植栽した屋上を設ける。いずれも自然の断熱・冷却機能を果たすとともに、都市景観に溶け込む。
データセンターの次の建設段階では、帯水層蓄熱システム(ATES)の設置も予定されている。Equinixは、この施設を100%再生可能エネルギーで稼働させる計画だ。
「ミュンヘンには、世界で最も革新的な企業がいくつも拠点を置いている」と、EquinixのEMEA地域プレジデント、Eugene Bergen Henegouwen氏は述べた。
「そのため、ミュンヘンは当社にとって投資と成長を進めるうえで重要な戦略拠点となっている。ドイツでの事業基盤を継続的に拡大しながら新年を迎えられることを誇りに思う。強力で持続可能なデジタルインフラによって変革を加速させるミュンヘンの企業を、さらに支援できることを楽しみにしている」
Equinixドイツ法人のマネージングディレクター、Jens-Peter Feidner氏は、同社が「排出量をさらに削減し、資源を節約するための新たな環境配慮型技術」を継続的に探究し、投資していると述べた。