シンガポール — データセンター企業のPrinceton Digital Group(PDG)は、追加で5億ドルの資金を調達した。
PDGによると、今回のラウンドではMubadala Investment Companyが拠出した3億5,000万ドルが中心となり、既存株主であるWarburg PincusとOntario Teachers’ Pension Plan Boardからの資金も含まれている。
PDGはこの資金を活用し、日本、インド、シンガポール、中国、インドネシアでのプレゼンスを強化するとともに、他の市場への進出計画を加速させ、アジア全域で事業を展開するデータセンター運営事業者としての地位を固める。
PDGは、インターネットユーザーの大規模な基盤、デジタル化の進展、高いデータ利用量を挙げ、アジアは世界で最も急速に成長しているデータセンター地域の一つだと考えている。
2017年に設立された同社は、5カ国で合計20カ所のデータセンターを運営し、600MWを超える容量を有している。
PDGは、ハイパースケーラー、インターネット企業やクラウド企業、金融機関にサービスを提供している。また、アジア全域で「高まる需要」に応えるため、拡張性の高いインターネットインフラ向けデータセンターサービスを提供している。
「長期投資におけるMubadalaの実績と、デジタルインフラ分野における幅広いノウハウを兼ね備えた同社は、当社の事業拡大を続けるうえで素晴らしいパートナーです」と、PDGの共同創業者兼会長兼CEOであるRangu Salgame氏は述べた。
「また、Warburg PincusとOntario Teachers’の双方がPDGに寄せ続けている信頼と確信に励まされています」
Mubadalaで不動産・インフラ投資部門のCEOを務めるKhaled Abdulla Al Qubaisi氏は、PDGについて「強い追い風を受ける魅力的な市場で事業を展開し、ハイパースケール分野、ひいてはアジアのデジタル経済全体から高まる需要に応えている」と述べた。
同氏は、「PDGの経営陣と協力し、成長機会を生かして、持続可能で長期的な価値を創出するとともに、経済発展を支える重要な基盤として、アジアのデジタルインフラの発展にも貢献できることを楽しみにしています」と語った。
Ontario Teachers’ Pension Plan Boardでアジア太平洋地域担当シニア・マネージング・ディレクターを務めるBen Chan氏は、同機関がPDGに初めて投資して以来、「高度に差別化された戦略を着実に実行し、価値創出に注力する経営陣の能力に非常に感銘を受けている」と述べた。