コンテナネイティブストレージはソフトウェア定義のデータストレージソリューションで、Kubernetes環境のコンテナ上で稼働します。エンタープライズのストレージ環境に必要なものはすべて、依存関係なしにコンテナ内へ分離されます。アプリケーションが長期的に使用するデータを保存するコンテナは、永続ボリュームとも呼ばれます。また、コンテナネイティブストレージはコンテナ向けの永続ストレージとも呼ばれます。
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コンテナネイティブストレージはどのように機能する?
コンテナネイティブストレージプラットフォームは、永続的に保存されたデータを必要とするアプリケーションが実行するための仮想環境を構築します。コンテナネイティブストレージ環境では、HDDやNVMeSSDなどの基盤ハードウェアがプール内で仮想化されます。このストレージプールはKubernetesアプリケーションから利用できるようになり、コンテナがストレージボリュームとオブジェクトを保持することで、アプリケーションは外部の依存関係を必要とせずに独立して実行できます。
Kubernetesなどのコンテナオーケストレーションプラットフォームは、ストレージ環境内のコンテナを管理し、プロビジョニングやストレージの自動割り当てを行う必要があります。
コンテナネイティブストレージのメリット
コンテナネイティブストレージには、コンテナ化されたワークロードと同様のメリットがあります。
- 可搬性:コンテナ内で実行すれば、ストレージユニットをデータセンター環境間で簡単に移動できます。
- 分離:コンテナには依存関係がないため、ワークロードに必要なものがすべてそろった状態でアプリケーションを実行できます。これにはストレージボリュームも含まれます。
- 追加機能:スナップショット、データレプリケーション、圧縮は、エンタープライズのデータ保護、バックアップ、またはストレージの高度化に利用できます。
過去5年間、クラウドネイティブの開発者はコンテナへと重点を移してきました。アクティブなワークロードの実行だけでなく、アプリケーションが必要とするデータの保存にもコンテナを利用しています。大規模なITインフラは、コンテナ、特にコンテナネイティブストレージから多大な恩恵を受けます。その理由は次のとおりです。
- ソフトウェア定義ソリューションは、データセンターの近い将来を担う存在である。
- コンテナは非常に軽量で、仮想マシンよりもカーネルやサーバーの占有領域が少ない。
- コンテナによって、ワークロードとアプリケーションの移行が容易になる。
コンテナ向けストレージは、エンタープライズデータセンターにも同様のメリットをもたらします。
コンテナネイティブストレージのアーキテクチャは、コンピューティングの未来も示しています。分離と可搬性を重視するアプローチへ移行しているテクノロジーは、ストレージだけではありません。エッジコンピューティングでは、データセンターからデータやアプリケーションを取り出し、より遠隔の小規模なサーバーへ移します。ストレージもエッジへ移行する必要があります。コンテナ化は、アプリケーションとデータを容易に移植できる未来を予告するものです。
コンテナネイティブストレージが有望なのは、必要に応じてストレージリソースをコンテナへ動的に割り当てられる可能性があるためでもあります。このようにリソースを即時に供給できれば、従来のストレージアーキテクチャより柔軟になります。
コンテナは、次のようなアプリケーションに役立ちます。
- セキュリティデータの迅速な読み取りと解釈
- レガシーシステムを保護するためにコンテナ化されたセルフサービスバンキング
- 機械学習トレーニング
コンテナネイティブストレージは新しいテクノロジーであり、その用途もまだ十分に発展していません。しかし、データとそのすべての依存関係を移植可能な構造内に保存できる機能は、柔軟なワークロードを必要とするデータセンターやエッジインフラにとって非常に有用です。
セキュリティについて1点注意が必要です。Dellのアナリストによると、コンテナは実行されるオペレーティングシステムのカーネルに存在するセキュリティ上の欠陥の影響を受けます。保存されたデータも影響を受ける可能性があります。コンテナネイティブストレージは非常に便利ですが、脅威と無縁ではありません。
コンテナネイティブストレージプラットフォーム
主要なコンテナネイティブストレージソリューションとして、Red Hat OpenShiftとPortworx Enterpriseが提供されています。
Red Hat OpenShift Container Storage
Red Hatは、アプリケーションデータとワークロード向けに、ブロック、共有ファイル、オブジェクトストレージを提供しています。Container Storageは、永続ストレージとデータの可搬性を実現します。オペレーターは、OpenShiftコンテナをクラスター上へ迅速にデプロイできます。このソリューションは、AWS、VMware VSphere、ベアメタルインフラ、Google Cloud、Azureなどにデプロイできます。
管理者はストレージリソースを管理し、コアサービスやホストされたアプリケーションへ割り当てます。また、ハイブリッド環境やマルチクラウド環境のストレージも管理します。
Portworx PX-Store
Portworxの親会社であるPure Storageを通じて提供されるPortworx PX-Storeは、クラウド、オンプレミス、ハイブリッド、またはマルチクラウド環境で稼働するアプリケーション向けのクラウドネイティブソリューションです。このソリューションはKubernetesなどのコンテナプラットフォームを通じて管理され、Kubernetes上で稼働するアプリケーション向けに永続ストレージを提供します。
Portworxは、PortworxまたはPure Storage環境内にある既存のハードウェアやストレージネットワークからデータをプールします。スナップショット、レプリケーション、エラースキャンを提供します。
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