米カリフォルニア州サウスサンフランシスコ発 — DNAデータストレージ・アライアンスは、FUJIFILM Recording Media U.S.A.を会員に加えた。
FUJIFILMの加盟により、2020年に設立された同アライアンスの会員数は50社を超えたと、同アライアンスは今月発表した。
DNAデータストレージ・アライアンスの使命は、データストレージ媒体としてDNAを基盤とする相互運用可能なストレージエコシステムを構築し、普及させることだ。
同アライアンスは、Illumina、Microsoft、Twist Bioscience Corporation、Western Digitalによって設立された。
FUJIFILMグループ各社は、バイオサイエンスやデータストレージを含むさまざまな市場で、知識と技術の応用に取り組んでいる。
DNAデータストレージへの関心が高まっていることを、会員の拡大が示していると、DNAデータストレージ・アライアンスは考えている。
同アライアンスには、上場企業と非公開企業、コンサルティング会社、ベンチャーキャピタル、大学、非営利団体など、さまざまな組織が参加している。
設立以来、同アライアンスはSNIA Storage Developer ConferenceでDNAデータストレージのセッションを企画し、業界イベントに参加するとともに、白書「DNAデータストレージ入門」を公開するなど、オンラインでの存在感を高めてきた。
「歴史的記録の保護であれ、明日の新たな大きなアイデアの実現であれ、データはデジタル経済において私たちを結び付けるものであり、人々がデータを保存・保護するための新しい方法を見つけ、イノベーションを続けることが重要だ」と、Western Digitalで企業事業開発担当シニアバイスプレジデントを務めるDan Steere氏は述べた。
「DNAデータストレージは、そうしたエキサイティングな機会の1つであり、新たに加わったアライアンス会員と協力して、この技術とエコシステムを発展させていくことを楽しみにしている」
MicrosoftのシニアプリンシパルリサーチマネージャーであるKarin Strauss氏は、「DNAデータストレージ分野で、私たちがこれほど大きな進歩を遂げてきたことは驚くべきだ」と付け加えた。
Illuminaは、DNAをデータストレージプラットフォームとして利用する機会を広げるため、「シーケンシング技術の速度と性能を継続的に向上させるとともに、コストを引き下げることに取り組んでいる」と、Illuminaで先端プラットフォームおよびデバイス部門責任者を務めるCraig Ciesla博士は述べた。