サンノゼ(米カリフォルニア州)— データストレージ企業のQuantumが、新たなテープストレージ装置を投入する。
Quantumは先月、モジュール型冗長独立ライブラリ・アレイ(RAIL)であるテープストレージ製品「Scalar i6H」を発売したと発表した。
Scalar i6Hは、ウェブスケール企業や「プライベートクラウドの構築を目指す」企業による、ハイパースケールなエクサバイト規模のコールドデータアーカイブを想定している。
Scalar i6Hは、ストレージ密度と「使いやすさ」を考慮して開発された。装置はラックに組み込まれ、顧客自身で保守できるため、「テープの専門知識がない」技術者でも、多数の装置を大規模に管理できる。
この装置は、テープストレージの物理的な設置面積と総保有コストを最小限に抑えるとともに、80 PLUS認証電源によって電力および冷却コストを削減するよう設計されている。
Quantumは、顧客がこの装置を「1時間以内」に設置し、稼働させられることを想定している。
ランサムウェア対策を含む装置のScalarセキュリティ機能は、「サイバーレジリエント」なプライベートクラウドの構築を支援するよう設計されている。
Scalar i6Hには、Scalar製品ラインのさまざまなソフトウェア機能も搭載されている。クラウドベースの分析、 多要素認証(MFA)、データ暗号化と鍵管理、ポリシーベースのテープスキャンによるテープ完全性チェック、プロアクティブなシステム監視と診断、システム管理向けRESTfulウェブサービス一式などだ。
Quantumでセカンダリーストレージ部門のVP兼GMを務めるBruno Hald氏は、Scalar i6Hについて、同社の「最新世代のテープライブラリープラットフォーム」だと述べた。