マサチューセッツ州フレーミングハム — クラウドネイティブなデータ保護企業Trilioは、追加資金1,700万ドルを確保した。
先月同社が発表したところによると、TrilioのシリーズBの資金調達ラウンドはSKK Venturesが主導し、T-Mobile Ventures、Wayra Telefonica Innovation、Genesis Accel、406 Ventures、Raiven Capital、Jack Eganが参加した。
調達資金は、製品開発、エンジニアリング、顧客対応業務に充てられる。
これまでにTrilioは3,600万ドルを調達している。
同社のプラットフォームTrilioVaultは、KubernetesやOpenStackを利用するアプリケーションの管理を簡素化するツールを提供する。アーキテクトやDevOpsエンジニアは、バックアップとリカバリ、移行、ランサムウェア対策、アプリケーションのモビリティーに同プラットフォームを利用している。
通信、防衛、自動車、金融サービスなどの業界では、最新のクラウドインフラへの移行を円滑にし、ランサムウェア攻撃からの復旧を迅速化し、災害復旧(DR)要件に準拠するために同プラットフォームを活用している。
Trilioの最近の動向
Trilioは最近、現代のコンテナ化アーキテクチャに適合するセキュリティおよびデータ保護ツールの提供に精力的に取り組んでいる。
同社は最近、TrilioVault for Kubernetes(TVK)のバージョン3のリリースに伴い、複数の機能強化を導入し、Red Hat OpenShiftのサポートを拡充した。
その目標は、Red Hatが提供する一連の機能とデプロイメントオプション全体で、OpenShiftユーザーに統合されたエクスペリエンスを提供することだ。このバージョンにより、企業はOpenShiftアプリケーションを大規模に保護・移動できるようになるとともに、クラウドインフラへの移行を容易にし、安全性を維持できる。
Trilioは、チームがKubernetesベースのインフラに対する自信と経験を深めるにつれ、マルチクラスターのコンテナ化デプロイメントがはるかに一般的になっていると考えている。
TVK Management Consoleは、数千に及ぶKubernetesクラスター全体にポリシーを適用し、データ保護業務を管理する機能もサポートしている。さらにTrilioは、AWSとMicrosoft Azure上でRed Hatが提供するOpenShiftマネージドサービスをサポートしている。TVKはOpenShiftとネイティブに統合される。
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「レジリエンス戦略」
Raiven CapitalのアドバイザーであるJim Baty氏は、「世界がレガシーアプリケーション開発からコンテナサービスのオーケストレーションへと移行する中、Trilioは最前線にいる。特に、各業界がサイバーセキュリティを中核に据えた、より包括的で統合された管理を受け入れている今、その存在感は大きい」と述べた。
「世界のデジタル化が進むにつれ、データ侵害は増えている」とBaty氏は述べた。「ビッグデータを基盤とする企業は、データの安全性を確保することに苦慮している。Trilioはこの課題に的確に対応している」
TrilioのエグゼクティブチェアマンであるDavid Safaii氏は、ユーザーがRed Hatによる「クラウドとコンテナの道のり」のどの段階から始めたとしても、Trilioは支援でき、Kubernetesアプリケーション向けに「エンタープライズ対応のデータレジリエンスを提供できる」と述べた。
Trilioの創業者兼CTOであるMurali Balcha氏は、クラウド上でOpenShiftアプリケーションを構築することは、「スピード、柔軟性、スケーラビリティーといったメリットを享受できる一方、予期せぬ事態が発生した際には、そうしたアプリケーションを管理・保護する必要もある」と述べた。
「要するに、クラウドにはレジリエンス戦略が必要だ」とBalcha氏は述べた。「自社のデータセンターでOpenShiftを利用している場合でも、ROSAやAROなどクラウドで利用している場合でも、TVKはコンテナ化アプリケーションの保護を支援できる。また、要件を満たすために、マルチクラウドアーキテクチャ間でアプリケーションを移動できる」
コンテナ市場の成長
コンテナ市場は引き続き活況を呈している。コンテナはクラウドとITインフラの未来を担うと考える人は多い。Absolute Reportsによると、2021年に16億4,000万ドルと推定された世界のKubernetes市場は、2027年まで年率約24%で拡大し、ほぼ60億ドルに達すると見込まれている。
IDCのアナリストであるLucas Mearian氏も、コンテナのデプロイメントは今後数年間、高い成長率で増加すると予測している。特に大企業では、オーケストレーションエンジン上で稼働する最新のクラウドネイティブアプリケーションへの移行を進めているためだ。
「コンテナを利用すると、アプリケーションを多数のコンポーネントに分割でき、それぞれが独自のコンテナ内で稼働する。そのため、こうした環境では、従来型またはVMベースの環境と比べ、管理が必要なデータオブジェクト、つまりストレージボリュームの数が1〜2桁増える可能性がある」とMearian氏は述べた。
「従来のデータガバナンス手法は、この規模にうまく対応できず、こうした環境でデータを効果的に管理するために必要な粒度も提供できない」
同氏は、TrilioVault for Kubernetes(TVK)が、コンテナ化されたアプリケーション全体のクラウドネイティブなバックアップとリカバリを提供すると付け加えた。大規模なマルチクラスターKubernetesデプロイメントが拡大する中、こうしたソリューションの重要性はますます高まっている。
「アプリケーション全体とその状態をバックアップすることで、TrilioVaultは、あるKubernetesクラスターから別のクラスターへの非同期レプリケーション、つまり特定時点のアプリケーションリカバリを実行できる」とMearian氏は述べた。
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