Equinixは、平等性、中立性、インターネットエクスチェンジという理念のもと、1998年に設立された。シリコンバレーの同社は、社名にもその理念を反映しており、それ以来、一貫してベンダーニュートラルなマルチテナント型データセンタープロバイダーであり続けている。
Equinixは、広範で安全かつ持続可能なデータセンタープラットフォームだ。米国、欧州、アジア太平洋地域に200カ所を超えるデータセンターを展開するネットワークを持ち、同社は現在も、南米やアフリカなど、他の地域への進出を続けている。また、同社はビジネスエコシステムの構築にとどまらず、将来の持続可能なデータセンターの可能性にも目を向けている。
さらに、さまざまなデータセンター製品・サービス、業界での受賞・評価、ユースケースの実例、ユーザーからのレビューもそろっているため、自社のデータセンターのニーズに適しているかを判断するうえで、詳しく見ておく価値がある。
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データセンターのポートフォリオ
Equinixは、さまざまな将来を見据えたデータセンターソリューションやサービスによって、企業のデジタルトランスフォーメーションを迅速化する機会を提供している。
IBXデータセンター
Equinixは、セキュリティと持続可能性を最優先にデータセンターを設計している。従業員は、生体認証、マントラップ、24時間365日有人のセキュリティステーションなど、5段階のセキュリティチェックポイントを通過しなければならない。また、100%グリーンエネルギーという目標を達成するため、同社は環境フットプリントの削減に役立つ新たな取り組みを継続的に導入している。
Equinixのデータセンターには、24時間365日稼働する複数のコンポーネントによる温度制御システムと、最大限の可用性を実現するバックアップ発電機付きの完全な無停電電源装置も備わっている。
Equinixインフラストラクチャサービス(EIS)
Equinixインフラストラクチャサービスは、Equinixが長年培ってきたデータセンターの専門知識と、世界中の認定テクノロジーパートナーのスキルを組み合わせたものだ。
EISを利用すれば、ケージ、キャビネット、配電システム、セキュリティシステム、ケーブル管理機器など、必要なものをすべて調達できる。Equinixのチームは、同社が実績を持つ、高速でリスクが低く、高可用性をサポートする移行プロセスを活用し、すべての機器がソフトウェアのデプロイとシームレスに連携するようにする。
IBX Smartview
IBX SmartViewは、データインフラを監視するソフトウェアプラットフォームだ。完全統合型の同プラットフォームにより、環境データや運用データにオンラインでリアルタイムにアクセスできる。
IBX Smartviewでは、温度や湿度の推移データ、回路ごとの電力消費データなどのインサイトを確認できる。さらに、設定可能なシステムアラートやカスタマイズ可能なレポートに加え、組織全体の権限管理と統合REST/ストリーミングAPIも提供する。
Smart Hands
Equinixが提供するSmart Handsのテクニカルサポートサービスでは、リモートサーバーへのアクセス、カスタムインストール、機器のトラブルシューティングを利用できる。Customer Portalから簡単にアクセスでき、機器の設置スケジュール調整、ラック・スタックサービス、ケーブル配線サービス、物流サポートも利用可能だ。Equinixは、組織のテクニカルサポートのニーズに応じて割引を提供する、カスタマイズ可能なSmart Handsプランも用意している。
Platform Equinix
大規模なデータセンタープラットフォームであるPlatform Equinixは、世界中の数千に及ぶパートナーと組織を接続する。オーケストレーションされたファブリックを通じて、ネットワーク、ストレージ、ビジネスアプリケーションを統合できる。Platform Equinixを利用すれば、信頼性と安全性に優れたプラットフォーム上で、物理接続と仮想接続を構築し、マルチクラウドアーキテクチャを実現できる。世界のどこで事業を展開していても、Platform Equinixは超低遅延と高速通信の実現を支援する。
Equinix Metal
Equinix Metalを利用すれば、完全自動化された開発者に優しいプラットフォームと高品質な機器を通じて、企業はより迅速に多くの顧客へリーチできる。チームは、特定の業界や企業のニーズに合わせて最適化された、拡張性とコスト効率に優れたエンタープライズレベルのインフラを構築できる。また、自動化されたデジタルインフラとソフトウェアデプロイを活用することで、より迅速なイノベーションを実現し、顧客にセキュリティと安定性を提供できる。
Network Edge
仮想インフラとデータストレージに関しては、Equinix Network Edgeがネットワークを簡素化しながら、同時にパフォーマンスを向上させる。データストレージは、相互接続されたフラッシュメモリチップを搭載したソリッドステートドライブ(SSD)へと進化しており、Network Edgeを通じて簡単に統合できる。ネットワークのモダナイズ、データセンターの移行・統合、マルチクラウドネットワーキング機能の強化、SD-WANの展開拡張を目指す組織に最適だ。
パートナー
世界的なデジタルインフラ企業であるEquinixは、今日のデジタルファーストなビジネス環境で成功するために必要なツールやテクノロジーを通じて、金融、製造、運輸、小売、ヘルスケア、教育、政府の各分野の組織を相互接続している。
Equinixは、世界中で約3,000社のクラウド・ITプロバイダー、約2,000社のネットワークプロバイダー、1万社を超える顧客と提携している。主なパートナーをいくつか紹介する。
- AWS
- Cisco
- F5
- Google Cloud
- Microsoft Azure
- NetApp
- Oracle
- Dell Technologies
- VMware
- HPE GreenLake
Equinixは、Nasdaqの支援にも乗り出し、同社の市場をクラウドへ移行する取り組みを後押ししている。
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ユースケース
Colony Brandsは、質の高い顧客体験を提供することを伝統としてきた。しかし、多数のデータセンターに分散する大量の顧客データが、次第に扱いにくくなっていた。
同社は、オンプレミスシステムとクラウドシステムを接続し、AWSとの統合をより効率的かつ安全にするため、直接相互接続の帯域幅容量を増強する必要があった。また、ネットワーク使用量とコストを削減し、信頼性、継続性、復旧プロセスを改善することも望んでいた。
同社はレガシーシステムをハイブリッドITインフラへと変革した。Equinixは、同社の企業データセンターを近隣のIBXデータセンターに接続する支援を行った。さらにPlatform Equinixにより、Colony BrandsはオンプレミスインフラをAWSと効率的に相互接続できるようになった。
Equinix Performance Hubを利用して、ハイブリッド環境全体の帯域幅を拡大し、パフォーマンスを改善した相互接続ハブを構築した。同社は、オンプレミスの仮想マシンをより高い信頼性と安全性でシームレスに統合できるようになった。
その結果、Colony BrandsはAWS上でリアルタイムの顧客ベースのビジネスインテリジェンス分析を利用できるようになり、スループットを10GBpsに高めながら、音声・データ通信の年間コストを50%以上削減した。また、AWSとEquinixを相互接続したハイブリッドITプラットフォームによって、81%の内部収益率(IRR)も実現した。さらに、データセンターのデータウェアハウジングを最適化し、近接データネットワーキングによってバックオフィス分析を強化した。
Equinixデータセンターのユーザーレビュー
Gartner Peer InsightsとCapterraに掲載されたEquinixのユーザーレビューを見ると、同社はコロケーション、データセンター、ハイブリッドIT環境を運用するために必要な機能を、エンタープライズレベルの価格帯で顧客に提供しているようだ。
あるCIOは、「Cloud Exchangeサービスの堅牢性、柔軟性、容量によって、当組織のクラウドファーストの手法に対応できる、拡張性のあるインフラが実現している」と報告している。
別のユーザーは、「ベンダーのサポートとプリセールスの取り組みは素晴らしく、迅速な導入が可能になった」と述べている。
Gartner Peer Insightsのユーザーの78%がEquinixを推奨すると回答している。総合評価は5つ星中4.5だ。
Equinixに対する業界評価
持続可能性への取り組みに加え、Equinixは製品、イノベーション、企業文化について数多くの賞や評価を受けている。2019年から現在までの例をいくつか紹介する。
- EPA Green Power Partner of the Year Award、2020年
- EPAのNational Top 100リストで第5位、2020年
- Top 30 Tech & Telecomリストで第4位、2020年
- IDC MarketScapeの世界データセンター・コロケーションおよび相互接続サービスレポートでリーダー企業に選出、2021年
- グリーン電力利用の先進企業としてEPAから評価、2019年
- SmartKeyがSecurity Todayの2018 New Product of the Year Awardを受賞
データセンター市場におけるEquinix
Statistaによると、コロケーションデータセンター企業上位15社が市場の約半分を占めている。Equinixは2021年に推定11%の市場シェアを占め、コロケーションデータセンター市場で首位となった。上位15社とそのおおよその市場シェアは次のとおりだ。
- Digital Realty 7.6%
- China Telecom 6.1%
- NTT GDC 4.3%
- China Unicom 4.2%
- China Mobile 2.1%
- CyrusOne 1.9%
- KDDI Telehouse 1.9%
- GDS 1.6%
- Global Switch 1.4%
- 21 Vianet 1.4%
- CoreSite 1.3%
- Cyxtera 1.2%
- Lumen 1.1%
- Flexential 1.1%
まとめ
Equinixは、デジタル分野のリーダー企業、大手企業、グローバルサービスプロバイダーを支えている。同社のデータセンターソリューションと、相互接続されたクラウド、ハイブリッド、基盤インフラ、仮想マシン、サイバーセキュリティソリューションの組み合わせは、データをエッジに近づけ、地域に密着したデータセンター拠点に接続することで、企業と顧客の距離を縮める。
より高度に相互接続されたデータストレージと機能を求めている企業であれば、Equinixは必要なものを提供できる可能性が高い。
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